
交通事故で頭を打ったら気をつけるべきこと
交通事故に遭った場合、さまざまな傷害を負う可能性がありますが、中でも頭を打った場合には注意が必要です。
交通事故で強く頭を打った場合、高次脳機能障害という後遺障害が残る可能性があります。具体的にどのような問題なのかを以下でご説明します。
1:高次脳機能障害とは
交通事故で頭を打った場合に残る後遺障害(後遺症)で、気づきにくいものに高次脳機能障害があります。→ 高次脳機能障害とは?
2:高次脳機能障害の症状
事故前にくらべ、以下のような症状はありませんか?
- ☑記憶障害
・約束をすぐ忘れるようになった
・時間を守れなくなった
・物覚えが悪くなった
・同じことを何度も質問するようになった
☑注意障害
・集中力がなくなった
・単純作業で頻繁にミスをするようになった
・長時間の作業ができなくなった
・2つのことを同時並行できなくなった
☑遂行機能障害
・段取りが悪くなった
・指示を受けるまで何の行動もできなくなった
・物事に優先順位をつけられなくなった
☑社会的行動障害
・言動が子どもっぽくなった
・他人に依存するようになった
・感情がコントロールできなくなった
・意欲を失って抑うつ状態になった
3:高次脳機能障害の後遺障害の等級
高次脳機能障害の後遺障害等級認定を受けるときは立証資料の準備などで注意が必要です(詳しくはコチラ)。
4:頭を打って異常があったらすぐに専門医に相談する
頭を打って、高次脳機能障害が疑われる場合は専門の医師に相談をしましょう(詳しくはコチラ)。
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